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止まらない時間

2008年1月
なんとか年を越した。
寝ているにゃんこ先生がトイレに間に合わなくて そのままオシッコをしてしまう事が多くなった。
とても申し訳なさそうに・・・悲しそうな顔をするにゃんこ先生
オシッコくらい失敗したっていいのに・・・
汚れた身体を優しく優しく拭いてさしあげると ちょっとホッとしたような表情になる。
やはり 綺麗好きのにゃんこ先生には 汚れた身体では落ち着かないよね。

何度オシッコを失敗しても 毎晩 いつものように にゃんこ先生との添い寝を楽しんだ。
あとどれくらい あと何回 一緒に寝られるのだろう・・・と思いながら。

1月5日
一日に何回もの痙攣に襲われる。
とても苦しそうに倒れるにゃんこ先生を見るのは辛い・・・
でも 生きようとしているのも事実だ。
最期の最期まで付き合うと決めたのだから 一緒に辛さを分かちあいたい・・・
せめて 倒れるときに 頭をぶつけないように支えてあげる事しかできないのだが
下僕は いつまでも にゃんこ先生と一緒にいます。


1月11日
本当に 何も食べなくなってしまった・・・。
好きな缶詰をあけても マグロのあぶりをあげても・・・
何も・・・何も食べてくれない。

ゴハンをペースト状になるまですり潰し 少しずつ強制給餌。
「イヤイヤ・・・」と 顔をそむけるが 食べてくれないことには 命が繋がらない・・・
泣きながら 強制給餌をつづける。


1月15日
とうとう 頭を起こすこともできなくなった にゃんこ先生。
かすかな鳴き声と 手足の動きだけで 何かを伝えようとしていた。
寝返りを打てないにゃんこ先生を 下僕みずから身体の位置を変えるが
落ち着く寝位置が限られているようで いつも 同じ寝姿勢に落ち着いてしまう。
血行が悪くなってしまうので 身体をさする。
楽になっているのか どうか 下僕にはわからない。
それでも 何度も何度も身体をさすってみる。
少しでも 楽になってほしい・・・その思いだけだった。


1月16日
夕方頃 にゃんこ先生の目に異常がみられる。
左右の瞳孔の開きかたが違う。
毒素が 脳神経にまわってしまっているようだった・・・
獣医さんの判断でも やはり同じ診断だった。

獣医から帰宅して マグロのあぶりを細かくたたいたものを差し出してみた。
ひょっとしたら食べてくれるかも・・・
それまで 頭を起こす事も出来なくなっていた にゃんこ先生が 「ぐいっ!」と頭を上げた。
そして、勢いよく一気にマグロを食べた!
「生きようとしてる!!」
急いで 追加のマグロのあぶりをたたいた。
再度 差し出したが それは食べてくれなかった・・・。
でも まだ望みはあるのかもしれない。
そう・・・少しは まだ・・・ひょっとしたら・・・

その夜は 横たわるにゃんこ先生に 心から目一杯語りかけた。
「ありがとう にゃんこ先生 私は大丈夫。心配しなくていいよ。」
「頑張って生きてくれてありがとう」

駆けつけた彼氏も にゃんこ先生を優しく撫でながら無言で語りかけていた。
その夜は 彼氏と私とにゃんこ先生と静にすごした。
とても しずかな夜だった。


1月17日

5時45分 
寝ないつもりだったが いつの間にか眠りに落ちていたようだった。
「(にゃんこ先生は?)」
顔を覗き込むと うっすら目を開けていた。
弱弱しくだが おなかも上下していた。
「(息・・・してる)」
ほっとした。

6時30分 
仕事にでかける為 彼氏がおきだしてきた。
にゃんこ先生を覗き込み 生きている事を確認して 少し安心したようだった。

6時50分
下僕も顔を洗い 歯を磨いて 朝の支度をはじめる。
その時 急に彼氏が声を上げた。
「あっ!!にゃんこ先生!!」

驚いて 下僕も駆け寄る。

急だった・・・。
本当に急だったのだ。

彼氏が にゃんこ先生を見つめていたら ふいに身体を「ぎゅーーーん」と伸ばしたにゃんこ先生
そして、「すとっ・・・」と 力が抜けたのだという・・・

ほんの一瞬 下僕が離れたその時に 旅立ってしまった。
にゃんこ先生の身体に触れると まだ暖かかった・・・。
ただ 寝ているだけのような・・・そんな気がするほど
でも もう息はしていなかった。
人間より ちょっと早めの心臓の音も聞こえなかった・・・。

にゃんこ先生の傍らで 大声をあげて泣く彼氏・・・

何故だか 私は 泣けなかった。
悲しいのに 泣けなかった。
泣きたいのに 泣けなかったのだ。
涙が 上手に出てこなかったのだ。

彼氏には 仕事へ行くように声をかけた。
子供のように泣きじゃくる彼氏をなだめながら見送った。

彼氏を送り出して にゃんこ先生と二人きり・・・
残酷にも 徐々ににゃんこ先生の身体が硬くなっていく。

そんな にゃんこ先生を撫でながら 大好きな肉球の匂いを嗅いだ。
いつもと同じ 香ばしい香りがした。

それでも 泣けない・・・。
私の身体の中で 行き場の無い涙たちが 私の身体を刺していた。

そして 淡々とお葬式と火葬の段取りをしはじめた
何故 こんなにも 淡々と段取りを進めているのか やっている本人が一番理解できなかった。

私は にゃんこ先生を失って 悲しくないのだろうか?

自分で自分が信じられなかった・・・


亡くなる およそ3週間前のにゃんこ先生
071222_1227~02
痩せてしまってはいるが 威厳はそのままに
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テーマ : 愛猫との日々
ジャンル : ペット

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プロフィール

下僕@にゃんこ先生

Author:下僕@にゃんこ先生
2008年1月17日永眠
にゃんこ先生は 27年生きた我が家の猫様の名前。

にゃんこ先生との日々を ぼちぼち回想したり…
最近は 新しい家族 ララさん&山田の事を書いてます。


2009年3月11日我が家へ
ねこおもい1
1997年生まれ ララ♀サビ柄と縁あって家族になる。
性格は甘えん坊。おしゃべり猫。
慎重派で礼儀正しい。
見た目とはウラハラに人見知り無し。
シニアとは思えぬパワーと俊敏性は獣医師も驚くほど(笑)



2009年10月15日出会う

2009年生まれ
微妙なキジトラ模様 お嬢♀
改名して【やまだ】になりました。
空気の読めない「きかんたれ」
ララさん大好きすぎて ウザがられてます。


2010年10月21日保護
フォトジェニックつき
つきちゃん【サバトラシロ】♀
名前の由来は【強運】【ツキまくり】など
とにかくラッキーガールなので【つき】と命名。

道路で動けなくなっているところを保護。
骨盤骨折手術を乗り越えた強い子。
なんやかんやで情が移り我が家の扶養家族になる。

ねこ時計
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